とある日本語教師の身辺雑記

中国の大学で日本語を教えながら、日常の雑感や出来事を気の向くままに綴ります(最近は麺と猫と自転車が主)。

とくになにもなし

いろいろと忙しかったり、ダラダラしたりで、ブログを書くことに気が回らなかった。

年末年始にあったことを備忘録ついでに書いておこうと思う。

 

28日

カシオ(中国)主催の忘年会に呼んでいただいたので行ってくる。

会場はすぐ近くの同庆楼。家から歩いて5分。

たくさんの美食を頂きつつ、お隣に座られたL先生と教育や最近の学生について歓談。

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29日
午前中に学院の上の方々と外国人教師の座談会というか、交流会というか、会議みたいなものに出席。

外国人教師といっても、英語やフランス語のほかの先生方はどっかに遊びに行ってしまったようで、私のみ出席。

中国語のリスニングは問題ないのだが、やはりオーラルが弱い。

そのあと事務室で期末レポートをとりまとめ、私が学生さん向けに書いた文章と一緒に公開して、2018年の仕事納めにする。

夜は市内各校の日本人教師の方々および数名の中国人教師の方々と忘年会。

場所はいつもの西京屋。

歩いて行ける距離なので徒歩で行く。f:id:changpong1987:20190102141519j:plain

生ビールを頂きながらとりとめもなくおしゃべり。

福井出身のI先生と岐阜出身のK先生との「毒の投げ合い」に呵呵大笑する(とくにI先生の「岐阜か」はツボでした)。

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30日

目覚めると外は白銀の世界。

今シーズン初の本格的積雪。
一晩のうちに積もったようだ。

掃除、買い物、運動など済ませて、あとは暖かい家の中でゆっくり読書。

 

31日

朝寝坊。

料理を済ませたあとはちょっとおでかけ。

戻ってきたら「笑ってはいけない」が始まっていたので、見る。

ここ数年の中では、なかなかスッキリまとまっていてダレもなく面白かった。

 

1月1日

そとは寒いので寝正月。

 

2日

仕事始め。 

期末テストの処理(参考回答の作成やら採点やら)と頼まれていた文字起こしをする。

文字起こしの方は日本の芸能関連の音声を文字に起こすように頼まれているのであるが、日本の芸能人が「あのー」と「ほんとに」と「~な感じ?」という語彙を多用されることに気づく。 

たとえば、ある俳優(誰か知らないけれど)がある映画祭かなんかで受賞したときのコメント。

 

まあ、ほんとに、あ、えっと、僕みたいな、あのー、なんか、いや、すみません(笑)

笑っちゃいますよね(笑)

ははっ、はい、ほんとにあの、僕みたいな、そういうヤツが、あの、こういう場所に立てるっていうのは、あの、なかなかすごい稀有な、あのー、感じで、あのー、今もうすげぇテンパってますけど、あのー(笑)

ほんとに笑っちゃいますよね(笑) ははっ、そうっすよね(笑) すみません、ほんとに。

いやー、あのー、まあいろいろ、あのー、いろんな気持ちがあって、なんか、あのー俳優をやらせていただいて、あのー、ほんとに、すごく嬉しい感じです。あのー、はい(笑)

すみません、ほんとに。

 

いくらなんでもこれはひどいと思う。

もちろんその場で考えながら言葉を紡ぎ出しているのだから、ある程度の紆余曲折はあって当たり前だと思うが、それにしても「で、何が言いたいんだよ!」である。

他にも、言い切らずに語尾のイントネーションだけ上げておいて「まだ言い終わってないし言いたいことも上手く纏まっていないけど、僕のターンは続いているんだからね」とアピールする話し方が一般的になっているようで、これはどうかと思う。

とくにりゅうちぇるのインタビューを文字起こししているときは頭が「ぐるぐる」なってしまった。 

よくよく考えてみると、私の身の回りの中国人はこういう場で「あのー」とか「えっとー」とか「ほんとに~で、ほんとに…」のような言い回しはしない気がする。 

事前に話すことを用意してきているだろうか。

この文字起こしを見て「日本人って考えながら理路整然に話せない人間が多いんじゃないか」と不安になってしまいった。

とはいえ、私も話しているときはそうなっているのかもしれない(日本人がどうこう以前に)。 

すくなくとも、めんどくさい話し方をしているのは確かだ。

忘年会の席でもK先生に「先生の話し方って、前にガーってきますよね」と言われて結構グサッときたし(自覚があるのだ)。

反省。