とある日本語教師の身辺雑記

中国の大学で日本語を教えながら、日常の雑感や出来事を気の向くままに綴ります(最近は麺と猫と自転車が主)。

新年のごあいさつと近況報告

1月がもう半分終わってしまったが、まずは新年のごあいさつを申し上げる。

明けましておめでとうございます。

旧年中はいろいろとお世話になりました。

2021年もよろしくお願いいたします。

あいさつがすんだので、おつぎは近況報告。

長いことこのブログを放置してしまっていた(すみません)。

今見てみると、最後に書いたのが去年の6月とあるから、ほぼ半年近く書いていなかったことになる。

その間もいろいろと雑記を残してはおいたのだが、それをここにアップする暇がなかったのである(なんか前にも同じようなことを言った気がする)。

というのも、昨年3月から編集していた教材制作が忙しくて、それどころではなかったのだ。

「え、まだやってたの?」

ええ、そうなんです。

この教材が対象とするのは初級日本語学習者なのです。

つまり、中国語で出版しないといけない。

むろん私にそんな中国語能力などない(あるはずがない)。

そこで、まず私が原稿を書き、それを複数の中国人教師の皆様に翻訳していただく形で編集を進めてきた。

ところが、肝心の日本語原稿がいつまでたっても書きあがらない。

春風香る4月も、新緑まぶしい5月も、蒸し焼きになるほど暑い8月も、締め切りを延ばし延ばししながら、私はうんうん唸りつつ、時間の許す限りがりがりと原稿を書き進めていたのである。

というのは嘘である。

じつは、たまに取り出して手を入れることはあったものの、原稿はこの数ヶ月の間、ほとんどのハードディスクの奥底でかちんかちんに凍りついていたのである。

だって、書きたくなかったから(おい)。

もちろん「書かなければならない」のはわかっていた。

しかし、どうしても「その気にならなかった」のである。

「その気にならない」以上、虚空漂う思念をむんずと掴み、引きずり下ろし、言語という衣を着せてやることなど不可能である。

しかしさすがにいつまでもそうは言っていられない。

そこでとうとう重い腰を上げ、斉藤和義の“Are You Ready?”を聴きながら、先月・先々月と原稿にかかりっきりの日々を送っていたのである。

そしてとうとう(ほぼ)脱稿に至った。

ふー。

よかった。

このあと校正が3校まで予定されているけれど、とりあえずは一息である。

加えて期末試験も昨日で終わり、今日から冬休みが始まった。

時間的にも精神的にも余裕が出てきたので、こちらのブログの更新もちょくちょくやっていきたい。

日本はコロナで大変でしょうが、みなさんの2021年が少しでも良い一年となるよう、異国の地より願っております。

以上、新年のごあいさつと近況報告でした。