とある日本語教師の身辺雑記

中国の大学で日本語を教えながら、日常の雑感や出来事を気の向くままに綴ります(最近は麺と猫と自転車が主)。

ここ最近のできごと。

ふと気づいたらすでに1ヶ月近くブログを更新していなかった。

ケータイの記録を見ながら、とりあえずここ最近のできごとで印象に残っていることを書いておく。

 

①焼肉を食べた

合肥市内には数名の日本人教師がいて、だいたい半年に1度のペースで食事会をしている。

いつもは居酒屋に行くのだが、今回は日本式の焼肉屋へ。

そこそこのお値段だが、美味しかった。

とはいえ、あまり肉の味を覚えていない。

なぜなら、今回の食事会はあるテーマについて全体的な大論争が巻き起こってしまい、肉を味わう余裕がなかったからだ。

詳細はこんなところに書けないのだが、学んだことをいくつか。

 

「情報は幅広いソースから得るようにしましょう」

「議論の階段は注意深く登りましょう」

「論点先取はやめましょう」

「経験や年齢ででかい態度を取るのはやめましょう」

 

当たり前のことだけどね。

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②柳絮に苦しむ

毎年この季節になると、合肥では綿埃のような白い物体が風に舞う。

綿雪のようで綺麗なこれは、柳絮とよばれるもので、柳やポプラの種子である。

初めて見た時には「ああ、これが『柳絮の才』の柳絮ね」と感動したのだが(うそ、後知恵である)、最近はただひたすら煩わしいだけである。

だって、たんぽぽの綿毛のような物体が、数週間の間、まるで粉雪のように空気中を漂いつづけるんだもの。

鼻や喉に入ってくると痛いし、部屋に入り込むと掃除が大変になる。

街ゆく人もみなマスクをしている。

はやく止んで欲しい。

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③武漢へ出張

「全中華日本語スピーチ大会」の華中ブロック予選に参加するため、武漢へ行く。

日本では改元の日だった5月1日は中国では「劳动节」(メーデー)なので、4日まで4連休だった。

しかし今年はいろいろあって、大会委員会がスピーチ大会の日程を決定したあとに国が祝祭日による連休のスケジュールを変更したので、大会が連休最終日である4日に開かれることになった。

開催される場所は湖北省武漢市の華中師範大学。ちなみに同じ大会のため、去年もここを訪れた。

せっかくの連休なので、大会前日の朝に高速鉄道に乗って武漢へ(合肥からはだいたい2時間ぐらい)。

去年はずっと会場にいたので見れなかった「長江大橋」や「武漢大学」を見学。武漢大学は桜の名所なので、もう少し早く来れば桜を見ることができたのだろうが、まあ仕方がない。

長江を見るのは重慶にいた時以来だから、約3年ぶり。

タクシーの運転手さんから「ここにくるなら夜が一番だよ」と言われたので、夜にも来る。

たしかに夜景が綺麗だった。しかし私は写真が下手なので上手く撮れず。

観光客向けの夜市街のようなところもブラブラ。

 

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 肝心の大会は……まあ、去年よりは良い成績だった。

しかし、まあ、評価される学生のパフォーマンスと評価する審査委員の講評を聞いて、あいかわらず何とも言えない印象を抱いた。

以前も書いたことがあるが(スピーチと「言葉」と「夢」と「大根」と。 - とある日本語教師の身辺雑記参照)、大学で日本語を学んでいる学生にとって、スピーチ大会ってどんな教育的意義があるんだろうか。

よくわからない。

よくわからないし、ぶつぶつ言っているだけだと負け惜しみみたいに聞こえるので、宿題として持ち帰る。

でも、河南省の日本人の先生と知り合いになれたので、まあ収穫はあったかな。



④旅行実習

3年生の授業の一環として、観光ガイドの実習が行われるので、採点係として休日出勤。

大学が借りたバスにみんなで乗って「徽園」という場所へ。

ここは安徽省各地の特色を再現し紹介するテーマパークのようなものなのだが、たぶん予算が足りないのだろう、入場料が30元もする割には、まったく面白みがない残念スポットになってしまっている。

去年来た時には開いていた展示館が閉まっていたり、旧跡を再現したりしている割に、園内で流行歌が大音量で流されていたり、方向性やコンセプトがわからない。

それでも散歩には良い場所なので、学生さんたちがネットからかき集めてきたであろう解説を聞きながら、2時間園内をぐるぐるする。

疲れた。

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こんなところだろうか。

いろいろ思ったり考えたりしたこともあったのだろうが、時間が経っているので忘れてしまった。

日々の生活や自分の感受を記録しておくことは大切なことなので、今後はサボらずにブログを書くようにしよう。